こんにちは、えびまよシャンプーです。
ゆるキャン△は信じられないくらい心地良いスローペースのアニメ。ストーリーよりも自然の雰囲気を存分に引き出すことに注力しており、リラクゼーション効果のある作品です。
©あfろ・芳文社/野外活動サークル
舞台は山梨県。いきなりJKが本格的なソロキャン(一人でするキャンプ)に行っている風景から始まるため、「全然ゆるくないじゃん!」と思ってしまいがちですが、慣れた手つきでキャンプ道具を扱い、居場所だけ整えたら後はまったりという感じ。景色を楽しむことと、キャンプ飯を楽しむことを重視するスタンスです。
また、サバイバル的な要素が無いのが特徴で、キャンプが身近なものに感じられます。道具とかもそこまで本気ではないです。
バリバリの趣味で、マニアック感満載なベテランの人も社会人になるといっぱいいますが、こういうハイレベルな戦いは目標にせず、頑張らない系アウトドアという感じです。
キャラクター
高校生4人(+1人?)がメインキャラクターという定番の設定です。
自然の描写に力を入れていますが、普段アニメを見ない人にとってはキャラクターのクセは強め。
特に1人は髪がピンク色でテンション高めという深夜アニメ感の強いキャラクターです。我々アニオタからすると何の違和感も感じないのですが、一般的な感覚だとちょっとビビってしまうかもしれません。
©あfろ・芳文社/野外活動サークル
しかし、こればかりは徐々に目を慣らしていくしかないでしょう。
学校ではメインの4人中3人が野外活動サークル(野クル)に所属しています。部活でなくサークルということもあり、特に目標も無くだらだらの日常。れっきとした日常系アニメなのです。
体育会系とか恋愛アニメ系とかははっきりと主旨とか作者の気持ちが伝わってきますが、日常系アニメはそういう熱い思いがダイレクトには伝わってこなかったりします。しかし、日常アニメもちょっとした表情や人間関係などのささやかな変化が盛り込まれています。このささやかな感じが心地よくて良いということなのです。
飯テロ
家の自炊では色んな調理器具を使ってバリエーションを増やすことが出来ますが、キャンプ飯では限られた道具で頑張らなければなりません。なのに何故か美味しそう。ワイルドさが出ており、さらに外で食べるという条件が人間の本能的にうらやましくなります。
調理法も、炭火で肉を焼いたり、はさみで切った野菜を鍋にするなど、原始的極まりないです。しかし、なぜか美味しそう!
これはおそらく我々の祖先が代々続けてきた食事スタイルに似ているからであり、遺伝的にそそられるのでしょう。
とにかくマネをしたくなるものばかりです。
まとめ
学生の頃は、青春まっしぐら系の疾走感のあるアニメや、ルール無用系の魔法バトルアニメばかり漁っていましたが、ストーリー以外の要素でリラクゼーション効果を与えてくれるアニメが忙しい社会人には必要不可欠です。
キャンプをやらない人でもアニメ自体から溢れ出すゆるふわイオンを感じ取ることはできます。仮にキャンプに行くほどのモチベーションが生じなくても、年に1度ぐらい山梨県に行って雰囲気だけ味わうのもいいかもしれません。