こんにちは。えびまよシャンプーです。とらドラは不朽の名作でかなりおすすめです。
ジャンル的にはハイテンション恋愛コメディで、
2クールのアニメですが、 話の流れとしては最初は割とゆるい感じ。 みんな、意中の人がいてもそこまで動かず、 平和な日々を過ごしています。それでもみんなテンション高めで序盤から結構楽しめます。
しかし、後半戦に突入し話が進むと、より恋愛モードに突入してみんなの気持ちもどんどん揺れ動いていきます。 ネタバレが怖いのであまり書けないのがもどかしいですが、 後半は本当に面白いです。
キャラクター
メインに関しては分かりやすくシンプルな構成です。 とらドラは思い入れが強いので、多めに紹介したいと思います。
逢坂 大河(あいさか たいが)
名前のインパクトがありますが、ヒロインです。 普段はだるそうにしていますが、 短気で分かりやすい面もあります。周りにこびていないので、 親しみやすいキャラです。あと家事が出来ない様子。 北村くんに興味を持っています。
高須 竜児(たかす りゅうじ)
櫛枝さんに興味を持っています。大河とはお互いの恋に協力するという同盟のようなものを結んで おり、何かと一緒にいる関係です。
櫛枝 実乃梨(くしえだ みのり)
北村 祐作(きたむら ゆうさく)
生徒会に所属しており、爽やかな眼鏡キャラ。体を張る場面が多く、自分をさらけ出していくタイプです。そんなこともあり、好感度も高めですが、 自分の欲はあまり出さずに他人を優先するという仏の心を持ってい ます。
川嶋 亜美(かわしま あみ)
途中参戦ですが、モデルと言うこともあり、 あっという間にクラスの中心に。普段は可愛い子ぶっていますが、 内心はかなり周りをなめているというか、チョロいと思ってます。また、大河、櫛枝とはあまり仲が良くない様子。
うやむやにしない展開
いろいろな事件が起こりますが、 その1つ1つに決着を付けていくのが、深夜アニメとしては、 珍しいポイント。
私はゆるふわ日常系を主食としているのですが、 たまにはこういうピリ辛系も良いかもしれません。
現実社会では、みんなが子供のようにの言いたいことを言ってしまうと、 人間関係が簡単に壊れてしまうという部分があります。 みんな周りのことを考えて大人になろうとしていますが、これは、ちょっとしたすれ違いで人間関係が壊れてしまうと知っているからです。馴れ合い中の場合はこの微妙な関係を極端に安全な体制で保とうとします。外野がフェンスいっぱいまで下がって、 大量得点を防ぐようなイメージ。
話がそれましたが、現実世界では、恋愛においてもみんな大人です。駆け引きとか、打算とかで、 最善の結果を目指しており、ゲーム的な感じがあります。
しかし、後半に関しては、 青春はそれだけではもったいないといわんがばかりの怒濤の展開。 徐々にみんなの感情があふれ出てきます。
アニメと現実を結びつけるのは難しいですが、 深夜に観る娯楽としては最高のものです。
ストーリーについて
とらドラに関しては、極端な設定というものは無くみんなごく普通の高校生。
大河はお金持ちですが、訳あってマンションでひとり暮らしです。あと家事は苦手。 一方、竜児はボロめのアパートで母 親と2人で住んでいますが、 母親は水商売で何とか生活費を稼いでいます。
このあたりの差は、昔ながらな感じがして好感がもてます。
また、学校におけるイベントもいたってベーシック。学園祭、 修学旅行、クリスマスパーティなどばかりで、 小細工無しの正統派です。
これ以外にも普段の教室やファミレスなど、 地味なシーンが多いのですが、それでも面白いから不思議です。 これは各場面でキャラクターの心情が揺れ動いていて、 それが後の展開につながってくるからだと思います。何気ないワンシーンでもせつない気持ちになったりします。
また、ベタな展開が多くなっているのもポイント。 たまにテレビのベタ系の企画でもありますが、これも結構需要あるんですよね。
目が覚めるような展開の「ラスト〇〇分あなたは驚愕する!」 みたいなのもスリルがあって楽しいですが、ベタ派としては、「こういう展開になったら良いな!」 と思ったときに本当にそのようになると、 ガッツポーズしたくなるような嬉しさが沸いてきます。 期待通りというのも悪くないですね。