えびまよシャンプーのスペシャル自炊クッキング

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新喜劇と日常系深夜アニメの共通点

こんにちは、えびまよシャンプーです。

 

大阪の人々にとっての癒しとなっている吉本新喜劇。東京でも毎週MXで放送されており、多くの人に愛されています。


そんな新喜劇の魅力といえば「お決まりの展開とギャグ」。タレを代々継ぎ足して味がぶれないようにしつつ、唯一無二の美味しさを目指している老舗というような感じです。

 

新喜劇は毎回同じような展開で、予想外のことはほぼ起きません。

いろんなコンテンツが登場し、アイデアが出尽くしているなか、奇をてらったコンテンツがバズったり一時的なブームを巻き起こすというような激しい流行の入れ替わりが起こる現代においては、ある意味伝統芸の方がマイナーな存在になりつつあります。

 

しかし、新喜劇はそういう時代の流れに巻き込まれること無く、不動の地位を確固たるものにしています。


これに対し、日常系アニメも同系統の道筋を歩んでいるような気がするのです。深夜アニメが本格的に流行し始めてから約10年の歳月が流れましたが、この間、ゆるさや空気感は継承され続け、お決まりの展開やキャラクターの属性を生み出してきました。


全く従来の枠組みに囚われることなく、予測困難な展開を繰り広げる「ひぐらし」や「サイコパス」、「ぼくらの」等の激しい作品もあり、こちらのジャンルも様々な作品が出てきて、面白く、飽きがきません。

 

このように、深夜アニメは一括りに出来ないのですが、その中でも日常系アニメは独特です。大きな事件が無く、人が傷つくことも無い、極めて平和な展開。でも、なぜか人気アニメが数多く登場しています。

 

仕事に、家事に、遊びに、せわしなく動き続けてきた日本人は徐々に癒しを求め始めています。ゆるいストーリーに対する需要が出始めたのです。

アニメ以外にも孤独のグルメのようなゆったりとした展開が社会全体で流行し始めているのが分かりやすい兆候です。

 

また、ドラマに限らず、ミニマリストという発想も生まれました。ものを減らすということは、忙しい日常の中で仕事や家事を減らして自由な時間を増やそうという考えにも繋がってきます。

このような風潮が強化され、悪しき残業&詰め込み文化が淘汰されていくことを期待したいものです。

 

 

新喜劇

ここまで、日常系アニメ的なゆるさはごく最近生みだされたというような描き方をしてきましたが、このようなゆるい展開は、「吉本新喜劇に通じるのではないか?」ということを私は考え始めました。


もちろん、芸人自体は役割をビシッと果たしますが、ストーリーの内容がとてもゆるい!

旅館やそば屋などをテーマとして、家族が仲直りしたり、恋が実ったりと、ごく日常的な展開ですが、その中に、お決まりのボケやギャグを順番に盛り込んで会場をわかします。

 

ちなみに下図は伝統芸のちくびドリルです。発想が自由過ぎます。

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日常系アニメ

新喜劇と同様、日常系アニメにもお決まりの展開が数多く存在します。ツンデレや百合、寝坊、二面性などはいろいろな作品で見られ、安心感をもたらします。
個性が豊かという点も新喜劇に近いものがあります。実際、現実には存在し得ないようなキャラクターがわんさか登場してきます。


日常系深夜アニメは一見、新しい文化で、若い人以外は馴染めないと切り捨てられがちなのですが、私としては古き良き和の趣と言えるような、奥ゆかしいものだと捉えています。

けいおんは一世を風靡した深夜アニメです。内容はものすごく画期的というわけではありませんが、雰囲気から伝わる和やかさやゆるさ、癒しがあります。

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©かきふらい芳文社桜高軽音部

 

まとめ

新喜劇は東京だとMXで観ることができますが、何故か途中で流れるCMはほとんど深夜アニメ関連です。もちろん、これは単純に深夜帯だからというだけかもしれません。

 

しかし、新喜劇と日常系深夜アニメは「忙しさに疲弊する現代人のオアシス的な場所」という部分においては共通しています。

 

新喜劇はあまり関東では見かけないような、個性の強い芸人が多数出演しているため、なかなかチャンネルを合わせられないという方もいるかもしれません。
また、アニメはいまだにアニオタという響きに近寄りがたさを感じてしまう人もいると思われます。

 

ゆるさや自由さ溢れるコンテンツは、時に一部の人だけに愛され、他の人が参入する機会が阻害されてしまうことがあります。
私も大学生ぐらいからアニメを観たり、社会人になってから新喜劇にはまりましたが、今まで観なかったのが不思議というぐらいに思えるようなものはまだまだ世の中にたくさんあるのだと思います。