えびまよシャンプーのスペシャル自炊クッキング

簡単だけど旨い、楽しく持続できる自炊料理を紹介していきます(o^^o)

日常はゆるふわ系過激アニメ

 

攻めっ気のあるギャグ

一般的な空気系アニメとは違い、明確に笑いを取りにくる場面の多いアニメです。

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(C)あらゐけいいち角川書店/東雲研究所

極端な行動に対するツッコミやオーバーリアクションが特徴的で、常にフルスイングです。 

ちょっと狙いすぎなんじゃない?と最初は思いがちですが、見ていると意外と恋愛あり、友情あり、人造人間ありといったように世界が広がっていくので、どんどん楽しくなってきます。

仕組みは良く分かりませんが、口からビームが出ることが多いです。

 

題材としては、勉強だったり、放課後の遊びだったり、タイトルにもなっている「日常」らしい内容になっていますが、まともな人間が居ないというのも大きなポイントです。

 

ギャグの多いアニメなので、あまり多く書くとネタバレになってしまうので具体的には書けないですが、 みんな結構恥ずかしがりで、その恥ずかしさがばれた瞬間に発狂するというパターンが多いです。自分にとって負の要素をいじられているため、体を張ってます。皆若手芸人みたいで生き生きしています。

 

すれ違い・ズレの応酬

他のアニメもそうですが、人と人との人間関係が微妙にうまくいっていない感じが好きです。こどもの頃はいろんな感情があって、いろんな関係性があったわけですが、大人は1か0かで考えます。

 

駆け引きは巧妙化していますが、結果は割とはっきりしており分かりやすい。そのためにルールをはっきりさせて、生きてるわけですからクレバーではありますが。これが社会人というものなのでしょう。

 

しかし、これは職場とかだけの話で、家庭や恋愛では大体の人は理屈の通じない戦いを強いられています。 

 

社会での戦いでは多くの人は仕事のポストやプライドがあります。このプライドやストレスに引きずられ、家庭でも恋愛でも成功しなければならないと考えてしまうケースは多いと思うのです。負けるものかと考えてしまい、本来リラックスする場所がいつの間にか戦場になってしまう。夫婦関係の理想や子供の受験はどう頑張ってもうまくいかないこともあります。それでもうまくやらなければいけないという義務感にとらわれてしまうのです。

 

私は正直、この類のものは失敗してもいいと考えています。デートの段取りを間違えてもいいし、部屋が片付いていなくても良いと思います。実際そんな風に上手くいかないことだらけですが、そういうものなのです。仕事以外のことは楽に考えたほうが良いです。

 

日常でもだいたいのことが上手くいっていません。

 

こういう人(はかせ)たちがトラブルメーカーになっています。

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(C)あらゐけいいち角川書店/東雲研究所

 

これがすごく良いです。

余談ですが、「はかせ」が「はっかせっだにゃん! 」と言うくだりがありまして、これは、化学の実験の授業の時に白衣を着てみんなでやりました。もちろん、クラスの中心に位置する方々からは冷たい視線を浴びたのですが。でもあの時の判断は誤っていなかったと今でも確信しています。

 

こういうアニメを観ていると、現実世界で上手くいかないことがあっても、「まあいっか」と思えてしまいます。

 

私のような、些細なことを気にしてしまい、休日は家に引きこもる非リア社会人にとっては、「日常」は温かいホットココアのような存在です。寒い現実社会ではこういうのが必要です。

 

大きなストーリーがあるわけでは無く、短く小間切れにされた、1つ1つ落ちのあるしっかりしたアニメ。テンポが良いので、残業帰りにご飯を食べながら観るのにちょうど良いです。

 

選手層に圧倒的厚み

引き出しが多いのが大きな特徴ですが、これは、どのキャラクターが出てきても試合が成り立つということだと思います。ファームから上がってきた選手もしっかり仕上がっています。

 

また、主な舞台は学校ですが、「はかせ」等、学校とは無関係なキャラも出てくるため、一概に学園ものというわけでもありません。

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(C)あらゐけいいち角川書店/東雲研究所

 

先生同士の恋愛や謎の部活や謎のコーナー(ヘルべチカスタンダードという小話的なショートコーナー)等、多種多様なネタを放り込んでくるため、飽きが来ません。また、それぞれのコーナーはそれ自体で成立しており、たくましく頑張っています。

 

本日のピックアップ

猫の阪本さんです。なんと動物。ある理由により人間の言葉がしゃべれます。

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(C)あらゐけいいち角川書店/東雲研究所

 

「はかせ」の飼っている猫です。露出度ではかなりのレギュラークラス。マスコットキャラ的な存在です。

 

 いつも寝ていますが、起きると堂々とした態度。「はかせ」に対しては父親のようにふるまい、お菓子を食べすぎたりしてると注意します。

 

でも、猫の習性とかが邪魔をして結局「はかせ」に翻弄されます。人間との距離を置かずに、何だかんだでみんなの日常に溶け込んでるので、親近感がわきます。

 

時代が追いついた?!

飽きの来ない純粋な面白さです。二周以上もぜひ観てほしいと思います。ある程度内容を覚えている間は落ちが分かっているので難しいですが、しばらく合間を置いてもう一回みるとやはり面白いです。

 

2017年に観てみると、最初に観た時より面白いような気もします。ポストモダンギャグというジャンルらしいですが、何かかっこいいですね。

 

2期があると思っていたのですが、結構厳しいみたいです。しかも1期は2011年でしたから、だいぶ経ってます。

 

他のアニメでは代替できないような内容なので、これからも記憶に残したい作品です。