えびまよシャンプーのスペシャル自炊クッキング

簡単だけど旨い、楽しく持続できる自炊料理を紹介していきます(o^^o)

今さらですが、魔法少女まどか☆マギカをネタバレ満載で解説します!

こんにちは、えびまよシャンプーです。

※今回はネタバレ満載のため、これから作品を観たいという方は、この記事は読まない方が良いです。

 

既にだいぶ昔の作品のように感じますね。。しかし、われわれの世界観に衝撃を与えた問題作。
一見、世代を超えて楽しめるポップなデザインにも見えますが、中身は「超」が付くほどのダークファンタジー。捉え方にもよりますが、基本的にはバッドエンド。何気ない日常が破壊されていき、誰も報われないような展開が続きます。

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内容を「ざっくり」解説!

登場するのは鹿目まどかをはじめとしたごく普通の女子高生。ごく普通の家庭、幸せな生活が描き出されています。
2話までは基本的には平和です。(暁美ほむらだけが不穏な動きを見せていますが。。)
そんな平和な日常において、ポップなデザインの地球外生命体がまどかの前に現れ、魔法少女になるよう勧めてきます。この段階では魔法少女になることが希望に溢れ、人を救うことができる素晴らしいことのように表現されています。

 

一方、暁美ほむらはまどかが魔法少女になることを維持でも阻止しようと地球外生命体とまどかの接触を阻止し続けます。一見、ほむらは悪役のような印象。しかし、彼女がこのような妨害行為に及んでいる理由は私たちが想像だにしないものでした。

 

そんな中、事態が急転したのは第3話。まどかとその友人の美樹さやかはすでに魔法少女となっている巴マミと行動を共にしており、魔法少女がこの世に潜む「魔女」という脅威から人々を救う姿に憧れを抱き始めています。
しかし、比較的強い魔女が現れ、マミは突如ピンチに見舞われます。そして、最悪なことにまどかとさやかが観戦している目の前でマミは命を落としてしまいます。
敵前で窮地に追いやられたまどか、さやかは間一髪でほむらに救われました。

 

このシーンで3話が終わり、EDテーマが流れ始めるのですが、ポップなOPと比較すると極めてダーク。この作品の本質を知ることになります。
原作がラノベというわけでなくオリジナルのアニメのため、初めて観たときは前情報がなく、結構な衝撃。

※どんどんネタバレの内容が出てくるので、やっぱりちゃんとアニメで観たいという方はこのあたりで記事を読むのはやめたほうが良いかもしれないです。

 

3話の出来事がきっかけとなり、まどか達は魔法少女になることを躊躇し始めますが、いろんな事情がからみ合い、また、「魔法少女になれば1つだけ願い事が叶う」という設定も有り、結局まどかは魔法少女になることを余儀なくされていきます。

 

それでもほむらはまどかが魔法少女になることを阻止し続けます。ここには、もう1つの隠された設定があります。
それは、今では深夜アニメの定番になりつつあるループです。ほむらにはまどかを救うことのできなかった経験があるのです。
それも途方も無い回数。
ほむらは同じ時間を何度も繰り返し過ごしてきたのです。

 

そのループの始まりは意外にも既に魔法少女になっているまどかと出会うほむら。ほむらは当初は引っ込み思案でした。みんなのために戦うまどかはほむらにとって憧れの存在。

明るく勇敢に戦うまどか、さやか、マミの3人の姿を見ながら過ごしていたのですが、そんな日々は「ワルプルギスの夜」という脅威によって打ち砕かれます。
まどかたちはこの脅威に立ち向かうも、なすすべもなく倒されてしまうのです。
そんなまどかの姿を見て、ほむらは「まどかを守りたい」という願いとひきかえについに魔法少女になるのです。

 

これにより時間をさかのぼって、過去に戻ったほむらは、何度も対策を練りまどかとともにワルプルギスの夜の打破を目指します。
しかし、このイベントの攻略が無理ゲー。まどかは何度繰り返しても最終的に「魔女」になってしまいます。そう、魔法少女は希望を失うと、最終的には魔女になってしまうのです。

 

ワルプルギスの夜も実は魔法少女から生まれた強大な魔女の襲来。まどマギのようなダークファンタジー系ではこのように、誰も悪くないのに負のスパイラルが巻き起こっているというのが大きな特徴。

それでもほむらは何度も同じ時間を繰り返します。最終的には、まどかを魔法少女にすること無く、自分の力でワルプルギスの夜に立ち向かっていきます。これがほむらがまどかが魔法少女になるのを阻止していた理由。ほむらはまどかを救おうとしていたのです。

 

しかし、なかなかワルプルギスの夜を攻略出来ず、しかも、ほむらは「魔法少女は因果が絡まっている少女ほど強大な魔女になる」ということを知ることになります。つまり、ほむらがまどかが強大な魔女になる素質を高めてしまっていたのです。

 

ほむらは自分自身の行為を悔やみ、希望を失いかけましたが、すべてを知ったまどかはほむらに感謝し、自分自身がみんなを救おうと決意します。

まどかは自分自身が持つ因果の大きさを利用し、ある願いと引きかえに魔法少女になります。その願いは「すべての魔法少女を魔女にしないこと(過去も未来も)」

途方も無く大規模な願いですが、まどかは結局これを実現し、自分自身が概念となり、魔法少女が魔女になるという現実を覆しました。概念となったため、人間として存在した事実も消えますが、みんなの記憶に何故かうっすら覚えている。そんな寂しさを感じさせる風景が最終話では描かれています。

 

もはや付いていけないような展開ですが、テレビでのまどマギはこれで完結です。

 

まとめ

だいぶ端折ったり簡略化したので、実際にはもっといろんなキャラクターや設定がありますが、物語の軸は前述のとおりです。
最近では、さらっと観れる1クールのアニメが量産される傾向にあります。これは悪いことをではなく、むしろ深夜の疲れた状態でも雰囲気だけで楽しめるため、重宝します。
しかし、まどマギは1クールながら非常に重たい内容。まるで映画です。

別の作業をやりながらさらっと観るのには不向きなため、まどマギを観るときは、がっつりテレビの前に居座るのが良いです。久しぶりに少し観てみましたが、アクションシーンが非常に激しく、色褪せることの無い面白さでした。