恋愛系ですが、私のような非リアでも十分楽しめる内容になっています。この美(正式には「この美術部には問題がある!」)のようながっつり恋愛系アニメは結構貴重だと思います。
©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会
一方、宇佐美さんの意中の内巻氏(金髪)はちょっと新しいタイプです。
宇佐美さんがいくら気を引こうとしても、 その意図に気付くことすらありません。2次元しか興味が無く、宇佐美さんのアタックは基本的にスルー。 2人の圧倒的すれ違いが楽しめます。
別のアニメだと、いろんな青春的要素を盛り込んで、 2人の関係を盛り上げていきそうなものですが。絶対的なテーマがあるわけでは無く、部活もあまり頑張りません。
また、人間関係もコンパクトではっきりしてます。 こういう感じの日常系要素を含んでいると、私たち非リア系社会人にとっても、ぐっと観やすくな ります。映画のように壮大なテーマだと身構えてしまいますが、 これぐらいだとご飯を食べながらまったり観られます。
登場人物は、みんなそこそこ仲良くやっていますが、リア充感はそこまでありません。私のように、一瞬人間関係が広がりそうになると手を引っ込めてしまうタイプ(ギャンブルで言うならちょっと勝ちすぎると不安になってやめてしまうタイプ)にとっては1人1人しっかり覚えられるぐらいのキャラクター数の方が安心出来ます。また、最近の流行の言葉をむやみに使わなかったり、主張が強すぎなかったり、 キャラ同士の思いやりがあるということも大切です。
逆の例を挙げるとすれば、合コンのような、 1つ1つの言葉に計算があるという感じがしません。 無添加の素朴な人間関係です。現実社会では戦わなければならない時もあるので、 合コンや街コンを否定するつもりはありませんが、 このアニメではそういう怖い世界から、 私たちを気持ち的に遠ざけてくれます。何というか、 キャラ同士のゆるいやり取りを観てると、そんなんでいいのか!? という感じです。
本日のピックアップはこちらです(真ん中の金髪の人)
©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会
実は名前も正直覚えていませんが、自由人で、良く話の展開をかき回してくれます。この方のおかげで、宇佐美さんのツンデレがより映え、
また、この手の立ち位置の方に特徴的な「良いやつ」感もしっかり出ています。私はこの方を推すことにしました。
私はかなりこのアニメを重宝していますが、 周りには意外と知ってる人がいませんでした。まだまだ1期だけでは足りないので、2期の実現に向けて応援していきたいと思います。