※タイトルにあるとおり、重大なネタバレを含みますので、これから観る方は読まないでください!
こんにちは、えびまよシャンプーです。
私は2期までしか観ていないのですが、ざっくり紹介していきます。
夏と言えば海を舞台にしたさわやか系青春アニメが最強なのか?
いや、ひぐらしでしょう!ひぐらしでひんやりでしょう!
ミステリーホラーの大作。原作はゲームということもあり、なかなか込み入った内容になっています。
©竜騎士07・07th Expansion / Alchemist ©2015 KAGA CREATE CO.,LTD.
舞台は架空の地名である雛見沢。岐阜県あたりがモデルになっているらしく、自然が豊かです。また、キャラは萌え要素が強めでわちゃわちゃ感がすごい。最初のうちはホラー系のストーリーへと繋がっていくような展開が全く想像できません。しかし、オープニングが異様で不気味な雰囲気を放っているため、その残像が頭を離れません。これにより、萌えキャラがはしゃいでいる姿も何だかゆったり観ることが出来ないようになっています。
当初一番メインの存在になっている前原圭一は東京からこの地域に引っ越してきました。集落に友達もでき、自然豊かな環境で良い生活をしているように見えますが、徐々に集落に対する違和感を感じるようになっていきます。
一風変わった綿流しというイベントがあったり、みんな何かを隠してるのではないかという雰囲気。
いろいろ探ってみるのですが、結局分からず。圭一は周囲の人間が自分の命を狙っているのではないかという疑念にとらわれていきます。
毎年綿流しのイベントの頃にだれかが死んでいるという不可解なジンクスもあるのです。
このようなストーリーが展開され、恐怖にとらわれ続けた圭一は友人の竜宮レナと園崎魅音を殺して自分も死んでしまいます。
メインキャラの多くを失ってしまうため、この時点で今後どのような展開になるのか分からず、混乱してしまいます。
しかし、次の回はみんな何事も無かったかのように生きていて、しかも時間が巻き戻っていることが分かります。
前衛的な表現手法なのか?一回リセットされていろんなパターンを見せる短編集のようなものなのか?と混乱する私たちをよそに同じ時系列が続き、様々な悲劇が繰り返されます。
なかなかビビるシーンが多く本格的なホラーというのが、1期の印象です。
2期も同じような繰り返しが起きるのかと考えていると、全然違いました。その内容は「解」と言うサブタイトルが物語っています。
まず、2期で最初に度肝を抜かされるのは主人公が違うということ。実は古手梨花が主人公。
目線を変えると世界は全然変わります。1期における時間のループは決してストーリー性の無い短編集ではなく、本当に時間がくり返されていたという設定だったのです。
そして、その事に気付いているのは梨花だけ。正確に言うと羽入という梨花以外には見えない謎のキャラが追加されています。2期でも同じ綿流し付近の時間を繰り返しますが、悲劇の連鎖を断ち切ろうと梨花が奮闘します。1期はただただ怖かったのですが、2期は全然見え方が変わってくるのです。
繰り返さるループを抜け出そうと、何度も同じ時間を繰り返し、前向きに頑張る梨花。主題歌も疾走感のある曲になり、どんどん先の展開が気になります。
梨花は誰にも自分の置かれている状況を伝えず、戦っていましたが、最後には仲間を信じて頼ることの大切さに気づきます。最終的にはこういう強いメッセージ性のあるストーリーになり、状況を打破していくことになります。
ひぐらしは怖いアニメというのが最初のイメージです。特に夜に観ると、トイレに行けないぐらい怖い。
しかし、最終的にはストーリーがどんどん展開して今まで不気味だった内容も「そういうことだったのか!」と思わされる感じになります。
2期の最終話まで観ると恐怖より感動が勝り、夜のトイレの不安も解消されます。
1期の途中で切ってしまう人が多いらしく、ただただ怖いアニメという噂が広がりがちですが、是非最後まで観ていただきたいアニメなのです。