こんちは、えびまよシャンプーです。
今日は久しぶりに社会派な記事を書きます。
前置きは無しで早速始まります!
ウイルスと人間の自然界における立ち位置
新型コロナウイルスと戦う、打ち勝つ、撃退等々と言う表現は、人を元気付けることはできますが、実際問題としては、人類はコロナと戦うというよりもコロナから身を守るという表現の方が現実的です。
自然の摂理と言ってしまえば残酷ですが、ウイルスは人間の体のシステムを活用して増殖したり人間にダメージを与えるような構造をもっています。
食物連鎖という考え方で言えば、人間よりコロナの方が上というみかたになるのかもしれません。人間はライオン等の大きい生き物は動物園などでコントロールすることが出来ていますが、サイズの小さいウイルスへの対抗手段がいまいち確立しきれない面があります。
ウイルスへの対抗手段が限られた状況で街中を無防備に歩くことは、極端に言えば、ライオンや虎の縄張りにうさぎが出歩くようなものです。天敵が襲ってくる中を歩くのは結構無謀です。
鳩やカラスやすずめは最近は人間が近づいても逃げないようになってきました。これは、人間が彼らに危害を加えないことが分かっているからです。今は例え害鳥でも、鳥獣保護法により守られているのです。
昔はおそらく、農作物を荒らすこれらの鳥類に対して、人間側からの攻撃があったため、鳥類は人間に出くわすと逃げていました。
何が言いたいかと言うと、新型コロナが人間にとっての天敵だとしても、変異により毒性が他の風邪と同じ程度に落ちれば、共存していく未来、逃げなくても済む未来はありうるとのことです。
現にウイルス感染症の歴史では、重い症状を引き起こすウイルスでも、多くは徐々に変異が入り、毒性が弱くなっていくものと考えられています。毒性が強いウイルスは感染した人間が死んでしまうため、他の人に感染出来ず、淘汰されてしまうためです。
これは、生物学的に自然な現象と言えるでしょう。もしかしたら、概ね2~3年で新型コロナウイルスは致死的なものでは無くなるかもしれません。
正しい情報の収集が難しすぎる!
毎日のように、テレビやネットのニュースはコロナウイルスに関する情報で溢れていますが、科学的に事実を伝えるニュースが少ない気がします。
あとから専門家の意見が変わった場合は致し方なくても、以前のニュースに誤りがあった場合は訂正が必須だと思います。例えば、配達用段ボールに付着した新型コロナは数十分ぐらいで不活性化するというテレビニュースを見たことが有りますが、最新の研究結果では24時間ほど活性を保つと言われています。
どこかで訂正したのかもしれませんが、訂正を知らない人は過去のニュースを信じたままだと、届いた段ボールを触った後に手を洗わなくなっているかも知れないという状況が懸念されます。
科学的なニュースを増やしてほしい
ニュースを見ると、知事の会見とか、有名人のコメントとかで溢れていますが、今我々に必要なのは客観的な事実なんだと思います。
新型コロナに関する正しい知識がもっと必要なのです。例えば、アルコール消毒液とか、他の消毒液にどの程度効果があるのかとか、熱水消毒が有効なのか等々、結構素朴な疑問はたくさんあると思います。
これらは厚生労働省のホームページに詳しく記載されているのでわりと参考になりました。
ところが、ネットニュース等ではあまりこういう情報は見かけません。科学的な事実を繰り返し吸収できれば、コロナ対策における個々の行動もだいぶ変わると思います。
どうしてもニュースでは視聴率やアクセス数が生命線になるので、人の目を引く情報や発言した芸能人だけがインパクトを残してしまうケースが多い感じです。
もっと科学的なニュースが手に入りやすいところにあるとありがたいですね。
マスクの種類ごとの効果など、生の研究データが欲しいのです。
飾ってないデータをたくさん出せば、みんなちゃんと自分なりに噛み砕いて判断すると思います。
新型コロナ対策は消極的思考で
Go To トラベルは積極的な政策でしたが、多くの非難を浴びて停止に至りました。
一回始めた政策を途中でやめるのはとても難しいことだと思います。これは、政策から恩恵を受ける人や企業がたくさんいて、恩恵を受ける前提でこれからの事業を考えるからだと思います。
今後も続くはずだったGo Toが止まったことが原因で、閉店に追い込まれた旅館もあるかもしれません。これは取り返しのつかないことなのです。
こう考えると、止める可能性のある政策は今後は走らせないことがとても大事だと思います。野党も全力で止めるべきです。
Go To の場合は、かなり、大規模な施策でしたので、政府以外にもたくさんの人が動いたと思います。例えば、飲食店からの申請の受付や、クーポンの紙の印刷、対象店舗の管理に関わるシステムの作成など、様々な業種の人達が現場に駆り出されたことは明らかです。
積極的な政策をすればするほど、人が街に出て感染拡大のリスクが高まるという、ジレンマがあります。
経済を回すと言っても、お金が手に入れば、みんな買い物に行って街が激混みになってしまうかもしれません。
新型コロナに関わる政策では、少なくとも、政策を実施することで逆に感染拡大リスクを増大させる可能性をはらんでいないかどうかは事前に確認するべきです。
というか、ほとんどの事業は人が外で行動することになるので、人がどう動くかを事前に入念にシミュレーションするべきです。
よく政治家の方が、予想と違うことが起きた感じの発言をしていますが、事前の予想をもっとするべきです。予想が違った理由も後付け感があります。悪い言い方をすれば、せめて政策が上手く行かなかったときの言い訳も事前に考えておくぐらいの緻密さが欲しいです。
医療従事者への配慮
病床のひっ迫についてはずっと話題にあがっており、病床を増やしてという意見が多数見受けられます。
しかし、施設を増やしても、対応できる医療従事者がいなければ対応するのは難しいです。
当然、医療従事者の人数には限りがあります。
新型コロナから人の命を救いたいという、純粋な気持ちを持った方々もいると思いますが、正直、それは限られた人数だと思います。
実際は、感染リスクが怖いが、今仕事を失えば生活が立ち行かないという状況で仕方なく続けている人もたくさんいると思います。
他の仕事でも、果たして私たちがどれだけ自分の仕事に誇りを持っているのでしょうか。私は少なくとも、生活するためにしかたなく出勤しています。
病床や医療従事者をこれ以上増やすのは限界があると思います。
あろうことか、医療従事者のボーナスも減ってしまっているようなので、激務に見合う手当てが無いという理由で辞める人がたくさん出てしまうんじゃないかと心配されます。
医療従事者には報酬や給料が減らないよう、支援が必要で、今はむしろ増収となるようなシステムにしなければならないというのが道理かと思います。
今の状況に嫌気がさした医療従事者の方が出てきて、芋づる式に退職してしまったらと想像すると、とても恐ろしいです。
ご飯
飲食店は特に感染拡大の影響を受けやすいようになっています。
しかし、あくまで感染が発生しやすいのは複数人がマスク無しで会話するという状況と思われます。マスクを外してしまうと新型コロナに対してはノーガードです。
逆に、1人で食べる分にはリスクは小さいはずです。他人と向き合わずに、出来ればお一人様カウンターを設けてくれればより安心です。換気に関しては既に結構いろんなお店が取り組んでいると思います。
私もたまに1人で外食しますが、団体客が盛り上がっていて距離が近いと不安になったりします。
マスクをしながら会食という話も出てますが、とても難しい作業だと思います。
食事中にマスクを外したり取ったりするということでしょうか。
食事中は話さずに、食べ終わってから話すなら、「話す」という部分だけあとでリモートでやっても良いのでは無いでしょうか。
複数人で来れば何かの拍子にマスクをせずに発言してしまうかもしれません。
複数人で食べるとしたら、ラーメン大好き小泉さんぐらい食事に集中する必要があります。
まとめ
いろいろ書きましたが、新型コロナ対策はまずは自身と周りの人を守るところから始めるべきです。
今は、国や自治体レベルでは、対処できなそうです。
対処できないからみんな頑張って!と言われた方が個々の力が発揮されそうですが、そんなことを言ったら支持率が下がるので、言えないし言わないと思います。
情報を取捨選択し、楽な方に流されず、守備重視で自分達を守りきりましょう。
今はコロナがそこら中にいるピンチです。
ワンアウト、ランナー1、3塁のような状況です。丁寧に投げつつ、カウントによっては満塁策をとるなど、緻密な状況判断が必要なのです。
(抽象的だな!)
本日は以上です。