えびまよシャンプーブログ

スモール節約自炊と深夜アニメ紹介

けいおんは原点

こんにちは、えびまよシャンプーです。

 

そもそも私たちが中高生であった時代には空気系アニメはおろか、深夜アニメという市場もまだ今ほど広がっていませんでした。

ハルヒ禁書目録等は始まっていましたが、知っている人は少なく、クラスの話題はエルレガーデン、銀杏ボーイズ、エンタの神様沢尻エリカなどで持ち切り。アニメの市場を感知することはできませんでした。結局深夜アニメの存在に気づいたのは大学3年生の頃、非常に出遅れる結果になりました。赤坂マラソンの招待選手がスタートするのと同じくらいのハンデスタートです。

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しかし、深夜アニメと無縁なコミュニティにいた人間も、その素晴らしさに気付ける時代がようやくやってきました。多くの人がきっかけを持つことになった出来事は、けいおんのブレイクです。OP、EDテーマがその大きな特徴であり、音楽ランキングに上位で登場したのです。B'z、西野カナ、ジャニーズ等、みんなが知っているような、ある意味出てくることによって世間が安心感を得られるような面々が名を連ねる中での週間ランキング2位、3位。日本中のお茶の間を変な空気にさせてしまうほどの衝撃と、今の音楽界に一石を投じるような光景でした。しかも、いい曲です。

 

これをきっかけに、怖いもの見たさでアニメ第一話を見てみました。すると、これを皮切りに自分自身の中に一大ブームが巻き起こります。まず、その人間関係のゆるさにびっくり。また、ほとんど大した事件が起きません。でも、そこに心地よさ、懐かしさのようなものすら感じられます。

 

アニメといえば、超能力、SF、何でも出来そうなものですが、あえて日常系。

これって人間が演じても意外と雰囲気を出せないのかもしれません。微妙な感情の変化をハリウッドザコシショウ並みに誇張することができるのですね。

 

結局1日で13話を見終わり、そのあと何度も見返しました。大学生という潤沢な時間を使い、確実に自分自身に深夜アニメのスピリットを流し込み、気運熟成に努めることができたのです。しかし、この時点ではけいおんがすべてであり、他のアニメを見るよりはけいおんをループ。繰り返し観ました。

その後、原作ストックとの兼ね合いにより2期の実現はだいぶ先になるのでは?という事実に絶望しつつも、みなみけに救われることとなるのはまた別の話です。

1期は素晴らしい内容で、我々の精神に安らぎを与えました。どこか懐かしさ、儚さ(特に合宿の部分)があり、決して圧倒的な目標があって、努力・仲間でそれを解決をすることはございません。きっとほとんどの人が大きい夢を抱きつつもそれを成しえることはないという。それでも、夢を抱くこと自体にも意味があるのでしょう。軽音部が将来どんな姿になるのかは、原作の続きを見ていないので分かりませんが、1期にはそんな儚さがありました。

一方、2期は少し毛色が変わりました。本来、こじんまりした、限られた人間関係の中でちょっとした楽しさ、切なさを見出すのが日常系という勝手な私の考えがあったのですが、2期では非常に充実した日常に仕上がっています。

また、唯の危なっかしい感じがやや影を潜め、時には周りを引っ張る姿さえ見られました。他のみんなもややポジティブになったような気がします。1期が大ブレイクしてテンションがあがったのでしょうか。

私としては、キャラクターの人間として不十分な部分に癒しや可愛げを感じていたものですから、2期に関しては見返しは2回のみでした。これは好みの問題ですね。多分私が非リアなのでしょう。そんなことを言いつつも、2期もしっかりオンタイムで見て、日々の生活へ十分な活力を得ることが出来ました。けいおんに救われたという事実に変わりはありません。

 

交友グループを選べる大学生。それまでの非アニメ交友関係から、アニメ話題の人間関係重視に変え、SNSも活用しました。

そんな仲間を通じてライブイベントcome with me!!にも誘いの声がかかりました。

 

2011年2月20日。もともと私にとってアウェイの地であるさいたまスーパーアリーナ。会場外には竹達の法被を着た中年男性や、レイヤー等今まで知らなかったアウェイな世界が広がっていました。合いの手だとかサイリウムだとか、前情報無しの飛び入り参加でしたが、逆にそのことにより大きい衝撃と刺激を得られたのかもしれません。

サイリウムの光と異様な熱気の中ライブはあっという間でした。ほぼ初対面の5人で行ったのですが、ライブが終わった後、私以外の人を見ると涙が頬を伝っていました。その時、良くも悪くも1つのパラダイムシフトが自分自身の中で起こったのです。

テストの前日でしたが、そんなちっぽけなことは正直どうでもよくなったのです。こんな衝動が日々得られれば何とか頑張っていけると思いました。

 

ライブ後は上野に繰り出し、飲み屋でアニメ談義です。情弱の私にとっては有益な情報が得られる貴重な機会です。アニメ好きはどこにでもいるのと、すぐに打ち解けられるので社会に出た後も支えられます。私は、アニメの専門的な知識はわかりませんが、そういう仲間に支えられてきました。

スポーツや音楽、学問等いろいろな談義はありますが、アニメ談義の良いところは勝ち負けが無いところや、同じジャンルでどれが良いかを競うことが少ないということです。

 

もちろん本格的にアニメ業界を目指す方は、理想や夢を語るとは思いますが、私みたいな素人にはあまりこだわりがありません。戦わないから負けることはありません。悪く言えば、馴れ合い厨。でも、仕事以外ではそういう人間関係もいいんじゃないかな、と思います。

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2次会では3期への夢を語りましたが、それは中々難しいかもしれませんね。作品1つ1つへの思い入れはありますが、1つ1つ開拓していくのも重要です。上図の映画はだいぶ経った後に観ましたので感慨深いものがありました。

鬱屈とした現代社会。スキャンダル、不祥事。人の悪い部分ばかり暇つぶしのようにむさぼるよりも、深夜アニメを見て気持ちを和ませるほうが健康的な生活を送れると思います。

 

けいおんはそんな生活への入り口を切り開いてくれたという話です。