えびまよシャンプーブログ

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ジャイアントキリングは社会人向けのサッカーアニメ

こんにちは、えびまよシャンプーです。

今回は深夜アニメというわけではありませんが、お気に入りのアニメを紹介します。

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©Kodansha Ltd.

ジャイアントキリング」は本格派サッカーアニメです。青春とか恋愛とか根性とかそういうのとは違う雰囲気。また現実離れしたような技や能力もありません。その魅力は組織作りという面にあります。大人な内容なのです。

 

 

ちょうどアニメが放送されていた頃は私は大学生だったのですが、その頃でも十分楽しめました。

 

サッカーは11人プラス控えで非常に登場人物の多いスポーツ。往々にしてモブキャラだらけになりがちです。しかし、ジャイキリは一人一人しっかりキャラ付けがされています。登場回数こそ違いますが、しっかりみんながプレーに絡んでくるのです。キャラの多さを生かし、キャラ同士の人間関係に関する描写も多く、話が広がる感じが好きでした。

 

社会人向け

月日が経ち、自分が社会人になると、だいぶ価値観が変わりました。学生の頃は、ただ単にがむしゃらに努力をすれば未来は変わるものだと思っていましたが、社会に出て価値観の違う人間と関わる機会が増えると状況は変わります。


私は意識低い系のゆるふわですが、生きていくだけでも努力することはいっぱいあります。勉強や部活もやりました。学生の頃は努力が結果に結びつくことが多かったです。しっかり時間をかけ、基礎的な体力や学力や人との信頼関係を築いていくことの大切さを知りました。


しかし、大人になると意識しなければならないことが増え、直線的な努力が報われる機会は激減し、自分の武器を磨くことさえめんどくさくなっていきます。今までの、「数値や勝ち負け」という明確な基準に対して、「社会からの評価や影響力」といった抽象的な目標に変わっていくのです。

 

サッカーは勝ち負けの存在するスポーツですが、プロクラブになると規模が桁違いに大きくなります。良い選手を獲りたいけど金がない。戦術を変えたいけど選手に反発される。監督や選手にとってはどこのチームに所属するかで大きく未来が変わってしまう。このように、サッカーを練習する以外にも様々なことを考えなければならないのです。がむしゃらに努力するだけでは結果が得られないという面ではサラリーマンよりもシビアかもしれません。

 

さらに、監督という立場においては、自分は試合に出ることが出来ないので、より一層いろいろな工夫をしなければ結果を出すことはできないでしょう。ジャイキリは弱小クラブの監督がチームの躍進を目指して奮闘する物語です。

 

簡単なあらすじ(若干のネタバレとともに)

だいぶ話が広がってしまいましたが、本題に戻ります。


主人公の達海猛はイングランド5部の弱小クラブで監督として結果を出し、その手腕を買われて若干35歳で古巣のJ1クラブ「ETU(East Tokyo United)」の監督に抜擢されます。


しかし、最初から問題は山積み。チームの負け癖は深く染みついていたり、かつて達海がETUを出て行ったことによりチームが弱くなったことに対して恨みを持っている人間すら存在します。

 

果たしてどんなチームへと成長していくのか?

・底知れぬ潜在能力を持つが根っからのチキンな椿
・実力は折り紙付きだがマイペースでおしゃれなジー
・責任感の塊 キャプテン村越
・単純でキレやすいセンターバック 黒田

 

このアニメはキャラクターの人間性を軸に展開していきます。少年漫画のようなものすごい技や期待を大きく裏切るような結果はありません。いや、期待を裏切る(上回る)ような時もありますが、それも積み重ねた地道な努力や戦術に基づくものなのです。

 

達海は選手育成においても、戦略においても、選手の人間性をしっかり見ています。

徹底的に選手と話し合い、癖を知ったり、相手チームの選手に至っても過去の映像から弱点を見抜きます。

 

個性の強い監督ですが、自分の考えを無理矢理押しつけるようなことはしません。選手は簡単には変わらないことを知っているのです。強い選手の獲得をフロントに求めることもありません。選手が自主的に変わろうとするまでじっくり待ちます。

 

自分のカラーにチームを押し込めることなく、選手の性格や能力に見合った戦術を構築するとともに、相手の弱点を利用して、隙を突く。これが正統派ジャイアントキリングなのです。


格上相手をひと泡吹かせる展開には、プロジェクトX下町ロケット的な感動があります。(下町ロケットは観ていませんが…)

 

また、モチベーションのアップに関してもビビッとくる話がいっぱいあります。特に響いたのは「切り替え」の大切さ。ETUの根本的な負け癖は、失点を引きずってしまう心にあったのです。失点すると、追加点を恐れるあまりディフェンスラインをどんどん下げてしまうという悪循環。こうした問題に対し、回り道でも、じっくり負の材料を取り除くところに若い監督ながら貫禄を感じます。

 

一方、達海監督のチーム作りは私たちの仕事についてもヒントを与えてくれているような気がします。

 

やらされている仕事ほどつまらないものはありません。自分たちが計画し、懸案事項を取り除き、目標を完成させることで、次もやろうという気持ちになるのです。

 

また、アニメの内容とは違いますが、たまに飲み会をして気分転換するのも大事です。飲み会で仕事論を熱く語るのは、切り替え的にはあまり良くないと思います。仕事スイッチをオフにして切り替え、クリアな気持ちで明日の仕事に取りかかるのです。

 

まとめ

サッカーの漫画やアニメにはいろいろな種類のものがあります。ホイッスルやエリアの騎士、DAYSなど、どちらかというと中高生向けの青春ものが多いですが、ジャイキリはむしろ社会人になってから魅力の分かるタイプの物語です。ジャイキリの内容は現実的なことばかりですが、何だか心を熱くさせてくれる感じのアニメなのです。