えびまよシャンプーブログ

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日大アメフト事件から学ぶ、「やばいチームには属するな」という教訓

こんにちは、えびまよシャンプーです。

タックル、責任問題、謝罪失敗など波乱ずくめで散々ニュースのネタにされまくっているこの問題。

 

指導者への怒り、学生の心配など様々な感情が錯綜していますが、真実が暴かれるまで、結論づけは待ちたいと思います。(大学側が悪いと思いますが。。)

 

しかし、あえて責任追及を考えずにこの出来事から教訓を得るとするなら、「やばいチームには属するな」、「属しているだけで災難が降りかかる」という事だと思います。

 

こんなやばい部活に何故、部員たちは所属し続けているのか?という疑問もありそうですが、体育会系の、特にブラックな部活からは抜け出すのが難しいのです。

 

まず、部員はスポーツマンですから、「逃げるのか?」と言われたら、「頑張ります」というタイプの精神を持っていると思いますし、「一度辞めたら悪い評判が自分に付いて、もうこのスポーツは出来ない」ということや、「目標を途中で諦めたことにより就職活動が不利になる」とかいろいろな想像が部員を縛り付けて辞めることが出来ません。

 

一方、「部員全員で今いる環境をもっと良くしていけば良いのでは?」という意見も考えられますが、これも不可能。会見を見ていて分かるように指導者は自らの信念を変えることができないのです。

 

そればかりか、部員に対して「戻ってきてほしい」とまで言っています。戻ってきてほしいなら、「今後どのように今までのやり方、部員への接し方を改めていくか」を細かく具体的に示すはずです。示せないということは「今までどおりよろしくお願いします」と言っているんだなあ、と捉えざるを得ないのが自然な解釈です。

 

特に人の入れ替わりの激しい組織では、周りの声に耳を傾け、時代に合わせて運営方法を柔軟に改変させながら対応して組織を回していくという発想が必要だと思いますが、今の日大アメフト部にはこれがまるでないのです。


また、昔からあったんだと思いますが、「相手チームの選手に怪我をさせろ」なんていう指示は現代においては到底考えられないようなものです。

 

しかしおそらく日大は氷山の一角だと思います。こういう考え方がかつてはおそらく一般的に存在し、「相手を潰すことで同情を捨て、精神的に強くなった」という自負を持つ人が多数存在するのでしょう。こうした人は自身の成功体験を信じ、好戦的な試合も良しとする考え方がこびりついているのでしょう。

 

首脳陣がこのような好戦的な考えで一致しているなら、学生が状況を自ら打開するのはかなり厳しいです。

となれば、欲を言うなら、最も良い選択は入部前に監督を見極め、入部しないという決断を下すのが最高です。監督、コーチの言動を徹底的に分析し、ふるいにかけていかなければなりません。

 

しかし、あくまで学生。見極めには限界があります。そういう意味では入部したあとからでも「退部する」という判断を社会はもっと歓迎すべきではないでしょうか。
これは部活に限らず企業においても同様で、ブラック企業から辞めやすくする世の中にしていくのがポイント。


もちろん会社の場合は自分の生活、金銭面の不安もありますが、命に関わる過労といえるレベルになっているなら、「逃げる」という行為が我々の選択肢として与えられるべきです。

 

やばいチームでも、「我慢して頑張ったことによる収穫があった」と言うポジティブな話を聞くことが良くありますが、ひどい環境でも毎日ちゃんと頑張っていれば、それなりに収穫があるというのは普通のことです。

 

しかし、その収穫の良し悪しはチームの質により明らかに異なってきます。やばいチームで頑張ることによる収穫は他のチームで同じ期間頑張ることによる収穫と比較すれば微々たるものなのかもしれません。

大事な時期を棒に振るのは本当に勿体ないのです。


そういう意味ではもっと途中で方向転換すべき機会がみんなに与えられるべきなのです。そういう社会全体の機運づくりが必要です。


日大アメフト部のこれからの流れとしては、指導者をある程度入れ替えて、しばらく期間を置いてから活動再開という形を勝手に想像していますが、こういう形ではまだ足りないと思うんです。

 

他大学やクラブチームが現部員を引き抜き、チーム自体を解体するのが理想だと思っています。現部員は圧力をかけられて逃げづらいのが現状ですから。。実際、今回のような出来事が起き、入部したことを後悔している学生もいると思います。

 

また、いくら指導者が抜けても、一連の会見で見えた大学の組織としてのまずさは残るでしょう。広報部の人たちに処分を下す理由も今のところは見当たりません。だいたいの人はそのまま残るでしょう。組織としての変革に限界があるのです。

 

こういうチームから去るという決断に遅すぎるということは無いと思います。3年生、4年生になっても辞める権利はあります。

 

大事なのは「ドロップアウトした人を社会が実力に応じて、再活用できるか」です。移籍先が下部リーグのチームだとしても、今の環境より良ければ良いと思うんです。学生生活はゴールでは無いと思います。もちろん、結果を出して栄冠をつかむのも魅力的ですが、それよりも良い経験を積む事の方を優先させたいところです。

 

今回、監督の指示に対する、「選手自身の判断」という表現が良くされていますが、判断という意味では、「早い段階でこんなリーダーから離れる」という行動が最善だったと思います。

 

「辞めるなんて、ほぼ不可能な状況」というのは私も十分わかっていますが、あくまで客観的かつ合理的に考えればこの結論に落ち着くというだけで、選手自身を責めるものではありません。

 

辞めたい人がみんな去ってしまえば、チームは、人が再び来て貰えるように変革せざるを得なくなります。そういう状況を作り出すために、特に学生に関してはもっと入部後に多様な判断ができる機会を与えていくべきです。

 

部活としては、部員の大部分が一度いなくなった上で、辞めた部員さえも「本当に今後も日大アメフト部に入りたい」と思えるような体制を時間をかけて目指していくのが、この事件における1つの決着のつけ方だと私は考えています。